無SS物語 其の弐
ルディブリアム城101階の入り口
「ルディクエ」と呼ばれるグルクエに初挑戦すべく ハルぜろは今その一歩を踏み出そうとしていた。
「いれて」
「入れて下さい」
「いーれーてー^^」
101階に足を踏み入れた途端様々な声が聞こえてくる。
(ここがルディクエ会場… 初めて入ったけど案外人数少ないんだな。)
カニクエくらいの活気を予想していた俺は少し驚く。
だがお決まりの「いれて」コールはあまりカニクエと変わらない様だ。
ずっと「いれて」を連発するってことは何処にも入れてもらえないのだろう そう思った俺は少し様子を見ることにした。
(入れて連発は見てて気分良くないし 待ってみるか… ん?)
“〇〇様からのグループ招待です“
効果音と共に画面上にバーが現れる。
(誘われた?! 嘘だろ… もうかよ!)
現在Lv39のクロスボウマン。そう早く誘われることは無いだろうと踏んでいたのである。
そして何より… 初チャレンジってこともあって緊張もしていた。
(とりあえずokっと… まずは挨拶だな。)
よろしくお願いします。 と挨拶をすると、グループ員からも「よろ~」などの言葉が返ってきた。
(出だしは好調かな? うーんでも…)
俺はあることを言おうか迷っていた。
自分がルディクエ初 いわゆる「初心者」であるということである。
本来なら直にでも言うべきだろう だが1つの考えが言うことを否定していた。
(ここで初心者って言ったら足引っ張っちゃうよな… それは嫌だ。
前もって方法とか調べたし なんとかなるだろ。)
この考えが甘かったことに気付くのはもう少し後になってからだ。
13CHねー。
グループリーダーらしき人がメンバーに促す。
13CH集合の意味なのだろう、急いでCHを変える。
じゃ、いっくよぉー。
生まれて初めてのルディクエがスタートした。
1段階。
辺りで様々なスキルの効果音が聞こえてくる。
1段階ではホワイトチュー・ブラックチューを倒して通行券を集めるのが目的らしい。
(カニクエ1段階と似てるから簡単だな。)
どこか懐かしさを感じながらメンバーと一緒になって通行券を集める。
(えーっと 2段階の内容は確か… 箱から券を集めて…。)
余裕があったので2段階の内容を思い出す。
全ての券を集め終わったのか、画面上に「CLEAR」の文字が表示される。
それと同時にメンバーが何かを発言しているのが聞こえてきた。
「saki」 「@」 「@」
(先… 後?? ああ、そうだ 2段階はそうだったな。)
2段階は「先」に行く人と、その人からの合図を受けて「後」から行く人がいるのである。
(先に行くのは何か不安だから後にしよう。)
暫くするとメンバーから「おk」の合図が送られてきた。
2段階のスタートである。
2段階は想像以上に上手くいった。
(箱から券出すだけだし… ここまでは問題無し!)
3段階へと進む。
(箱を壊して出る敵を倒してっと… ここも簡単だな。)
少しづつルディクエに慣れると共に 経験値も徐々に溜まりだしてきた。
(案外ルディクエって簡単なのかも。)
ちょっとした安心感の中に俺はいた。
が、その安心もそう長くは続かなかったのである。
「CLEAR」 どうやら3段階が終わった様だ。
次の段階に向かおうとした その時。
「3」
「1」
「5」
「2」
次々にメンバーがある「数字」を発言する。
(数字? なんのことだ…?)
わけがわからぬまま4段階へ突入する。
4段階のマップには扉が幾つかあり、メンバー達は一人一人その扉へと入っていった。
焦った。ボロが出たのである。
恐らくその番号が示す扉に入るのだろうが、数個ある扉には番号を表示する「何か」が無い。
経験者はその扉が何番か全て暗記しているのだ。
勿論ルディクエ初心者の俺には番号なんてわからない。
ここで初心者だっていうことを言うか言わないかまでは頭が回らなかった。
(とりあえずこの扉に入って…)
そして 事件は起きた。
おい なんで入って来てんだよ!
先に入っていたメンバーが居たのだ。
ご、ごめんなさい;
急いで謝る。
吸わないでくれよー;;
すいません…。
取り返しのつかない失態を犯したのだ。
「最初に初心者だって行っておけば」
無念の思いが体の底から込み上げてくる。
本当ごめんなさい…。
謝ることしか出来なかった。
その時 グループリーダーがこう言った。
ハルさんって… もしかして初心者??
見抜かれた。
ここまで来たらもう自分を隠せない。
全てを話すことにした。
実はそうなんです。隠しててごめんなさい…。足引っ張りたくなかったんですけど 逆に引っ張ってしまって…。
(切られるんだろうな… 当然か…。)
「使えないメンバーは切り捨て」 悲しいことだが、こういう考えを持つユーザーが増えてしまった。
変わる世界 変わるユーザー
だが
変わらない者もいた。
どんまーい^^
初心者さんだったならしょうがないよ
気にしないでw
誰にだってわからないことはあるから。
(え…?)
予想外の出来事に戸惑いながら急いで発言する。
あ、ありがとうございます!
その後のルディクエは驚くほどスムーズにいった。
各扉の番号 樽ワープの順番などをメンバーの皆に教えてもらったからである。
一番苦戦すると思われた8段階でも、俺に代わってリーダーが樽の上に乗ってくれた。
そして 最後のボス「モーメガバン」を撃破した。
ボーナスステージ
これも教えてもらったことだが、ここでは箱を壊して装備を当てるという内容らしい。
だが装備が出る確立は高くなくて、もし当たったら「ラッキー」なんだそうだ。
(これを壊せばいいんだな。)
少量のメルが箱から飛び出してくる。
(この中に装備があれば… ん?)
一人のメンバーが俺より先に「それ」に気づいた。
ハルさん装備当たってますよ!^^
そこにはハートイヤリングが落ちていた。
おめめー
おめーw
おめでとです。
良かったねー^^
ありがとです!
嬉しかった。
こうして俺のルディクエデビューは幕を閉じる。
初めてのルディクエを通して感じた「他人を思いやる心」。
最近メイプルで感じることの無かったそういった気持ちがとても暖かかった。
(こういうのって 良いよなぁー…。)
メイプルもまだまだ 捨てたもんじゃない。





ディスカッション
コメント一覧
SECRET: 0
PASS:
こういうのがいなくなっているのが真実。
ほんと、思いやりのない者は死んでほしい。僕も死ぬけど。(
SECRET: 0
PASS:
んぁ、なつかしいねぇ 俺もよく言われたなw
「なんではいってくるの?」って
だって数字の意味が・・・って思う自分もいたけど
まぁ、あんなの慣れればすぐだよ(50LVも
SECRET: 0
PASS:
こっちのカキはかなり久々か?
まぁ俺は初めてやったときいち早く初心者であることを伝えたけどなw
そんとき手取り足取り教えてもらったよ。
そろそろフユのサブに抜かれる気がしてならない。。。w
SECRET: 0
PASS:
懐かしいねぇ~
初めてのときは、確かになにがなんだか、わからなかったよ;;
んまぁ、めいぽも廃れたもんじゃないね^^
あぁ、早くめいぽに復活したいなw
SECRET: 0
PASS:
教授>
死んで欲しいまで言いますかΣ
教授は思いやり ありますよー。大丈夫です!
左近>
やっぱり最初はつまづくよね。
今はもうさすがに慣れたから、逆に初心者さんに教えてあげれたらいいなー。
そうやって思いやりの連鎖が繋がっていくと嬉しい笑
天>
うん、ちょっと気になったから調べたんだけど 2006年5月14日以来のコメントだね笑
そうなんだー。でも結局天はルディクエあまりやんなかったんじゃないか??
葡萄はかなーりやってたけどな…笑
カリスマン>
鬼廃カリスマンでもそんな可愛い時期があったんだねーw
まだまだめいぽと付き合っていくつもりですb
復活 待ってるよー。一緒にワルメン行きましょう笑